だからあなたは借りられない!

特定秘密保護法案強行成立後のモラトリアム法案対策!これから起きること

著者:八木宏之(株式会社セントラル総合研究所代表)

ついに中小企業経営者の敗者復活への狼煙が上げられた!

再起を図る経営者の生活を守り、「金融機関頼み」一辺倒の資金調達から、「自立した」資金調達へ。
借金や赤字から逃げても何も始まらない!
資金繰りに悩まなくて済むノウハウを紹介。

八木宏之(セントラル総合研究所代表)

プロローグ

「やられたらやり返す、倍返しだ!」
昨夏のTBS日曜劇場「半沢直樹」は、印象的なこの台詞で社会現象を巻き起こしました。最終回では連続ドラマ今世紀トップの視聴率を獲得、初回放送から最終回まで一度も数字を落とさずに金字塔を打ち立てた同作品。
豪華なキャストもさることながら、主人公が「倍返し」する勧善懲悪のストーリーは痛快そのものでした。

不正を暴かれ報道される例も
ところが、「銀行マンがハマる」と太鼓判を得るほど本格的な「金融」や「企業経営」の描写に、人知れず苦しい気分になっている人もいます。
たとえば不正を暴かれ取り乱す銀行の支店長や取締役ー実際に報道された例もありますが、これは特異なケースと思いたいもの。実際に数え切れないほど存在するのは、日々の資金繰りに喘ぎ、取引先や金融機関の都合によっては明日をも知れない中小企業の経営者です。

計画倒産や連鎖倒産に追い込まれ
多額の融資を受けたまま計画倒産する経営者、その不正の片棒を担がせられる経営者や主要取引先の倒産により連鎖倒産に追い込まれた経営者。
あるいは「事業計画は頭の中にある」とふんぞり返っている裏で粉飾に手を染める経営者や、旧態脱却を図りたくとも周囲に邪魔されてうまくいかない経営者。ドラマの脇役として登場するのはほんの数人です。

企業経営者には「半沢直樹」は主役ではなかった
しかし、これらの経営者像を見たときに自分を投影させる経営者は、数千人は下らないでしょう。言い換えれば、企業経営者にとっては「半沢直樹」の主役は銀行員・半沢直樹ではありません。本編では脇役であった経営者の視点に立つと、時代や社会の荒波に飲み込まれ必死にもがく企業の物語でもありました。
バブル経済崩壊後の日本は、明治維新や第二次世界大戦の敗戦後にも匹敵する、疾風怒濤の混乱期にあります。

八木宏之(セントラル総合研究所代表) もっとも被害を受けているのは中小企業
このなかで、もっとも大きな被害を受けているのが、中小企業とその経営者であると言っても過言ではないでしょう。
長引く不況で売り上げは激減。元請け企業からは締め付けられる。借り入れの「人質」である連帯保証制度によって、本人や家族のみならず、第三者の財産までもが事実上、金融機関の管理下にある。
担保に差し出した不動産すら、失政のツケとしか言いようのない資産デフレによって担保力を失ってゆく。それが国内全企業の99.7%を占める中小企業の現実です。

日本では破産=無能のレッテル
まして、日本社会にはびこる「倒産した経営者は無能と見なされる」「破産した人は人格までも否定される」といった風潮もナンセンス極まりないもの。欧米では「倒産」という失敗経験は致命的なことではありません。
もちろん、倒産した経営者は一定の財産を没収されることもありますが、むしろ世間の評価は「そこからいかに這い上がるか」にかかっています。
挫折から再起を果たし、再び経営のトップに立った経営者にとっては、過去の失敗すら「キャリア」となります。実際、アメリカでは「倒産経験者の6割は再起を果たす」とも言われており、失敗をバネに「敗者復活」を目指す社会風土が醸成されているのです。

倒産した経営者が復活するのは2割以下
ところが日本では、倒産した経営者が復活する割合は2割以下。金融機関の連帯保証にがんじがらめにならざるを得ない制度の下、日本の中小企業経営者はそれだけ再起が困難となっているのです。
バブル経済崩壊後の「失われた20年」の間にはインターネットが普及し、全てのビジネスがボーダーレスとなりました。人、物、金、情報がグローバルに行き来する今の世界で、日本の経営者だけが「敗者復活ナシ」というのでは、世界と対等な立場で戦えるわけがありません。復活ができない社会では誰もが臆病になります。
リスクを回避し、安全策しか取らない弱気な経営では、欧米、あるいはアジア諸国のダイナミックな経営に太刀打ちできるはずがありません。・・・・・・・

   
八木宏之
八木 宏之
更新情報!2014.10.21
       
目次
  • 政権の完全交代とモラトリアム法案の終了
  • モラトリアム法案の終了後、豹変する政府
  • 経営者を目覚めさせる!融資へのパスポート!
  • 赤字の立て直しを政府が巨額予算でサポート!
  • 銀行はあなたの会社をこう見てる!だからアナタは借りられない!
  • 政府系銀行から借りられる!?知られていない政策金融公庫とは
  • あなたの住宅ローンは大丈夫?
  • 知らないと泣かされる「連帯保証人制度」
  • 経営者の財産を守る!「経営者保証に関するガイドライン」適用開始
  • 借り入れに有利な会社の作り方‐定年後でもできる、あなたの会社‐
  • あなたの起業を後押し!創業助成金って何?
  • 第二創業(事業転換)を支える融資「新事業活動促進資金」
  • 投資をバックアップする税制優遇措置
  • ネットで資金調達!「クラウドファンディング」
  • 資産売却で債務のオフバランス化を図る
  • 優先順位を明確に!守るべき不動産の保全の仕方
  • 不動産を使い続けながら資金調達〜大企業の活用続々「リースバック」
  • 借金が資本に化ける!?資本性借入金とは
  • 破綻した企業に貸す!?「DIPファイナンス(破綻企業向け融資)」
  • 債務圧縮の最終兵器「債権放棄(債務免除)」
  • 借金の減額・放棄も交渉できる?!
  • 債権放棄の落とし穴、「債務免除益」
  • 安易な裏ワザ活用は得策ではない!
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  • 「無知は罪」知識こそ中小企業が生き残るための武器
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  • ヒト・モノ・カネ・情報〜公的施策の種類
  • 公的支援策の探し方、見つけ方
  • いまの会社経営に求められるもの
  • エピローグ

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